毎日新聞-栃木版 「ひと・はなし」欄 平成15年3月30日
店内にて取材撮影  ※紙面構成は修正してあります
毎日新聞-栃木版 「ひと・はなし」欄 平成15年3月30日

木にこだわり20余年

こげ茶色に変色した馬車やヘリコプターのおもちゃは見た目は古ぼけているが、転がすとカラカラと木の乾いた音が耳に心地よく響く。80年に長男が生まれたのをきっかけに、「父親が気に入ったおもちゃを子供に与えたい」と木のおもちゃ作りを始めてから20余年が過ぎた。「小さな子供でも理解できる簡単な構造だと、子供が自分で改良しようと考えて、創造性が育てられる」と話す。
糸ノコギリとカシの木を使い、車軸に取り付けた突起が触れると車に乗った人形が上下に動く仕掛けを備えたおもちゃが、東京で開催された木製品の展示会で高く評価されたのを機に、本業の電子楽器製作の傍ら、副業として工房「夢見世」を開いた。
「木は年月で深みが増し、子供が口にくわえても安全。プラスチックはすぐ新しい物に買い換えてしまいがち」と木へのこだわりは強い。
糸ノコギリを使った工芸品を製作 山崎清達 宇都宮市鶴田町
[取材:小出洋平]


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