BEST OF THE GREATEST HITS!!
Journey's Greatest Hits / Journey
収録曲
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
●ONLY THE YOUNG
●DON'T STOP BELIEVIN'
●WHEEL IN THE SKY
●FAITHFULLY
●I'LL BE ALRIGHT WITHOUT YOU
●ANY WAY YOU WANT IT
●ASK THE LONELY
●WHO'S CRYING NOW
●SEPARATE WAYS(WORLDS APART)
●LIGHTS
●LOVIN', TOUCHIN', SQUEEZIN'
●OPEN ARMS
●GIRL CAN'T HELP IT
●SEND HER MY LOVE
●BE GOOD TO YOURSELF
 JOURNEYの曲で、一番、世間に親しまれている曲って何なのでしょう。全米第1位になった、09「SEPARATE WAYS」か、08「WHO'S CRYING NOW」でしょうか、はたまた後にマライア・キャリーがカバーした、12「OPEN ARMS」になるのでしょうか。しかし、このバンドはこの他にもいいメロディ、豪快でクリアーなサウンド、そして、スティーブ・ペリーの突き抜けるようなハイトーンヴォーカルが乗った、本当にいい曲がたくさんあります。このベスト盤以降にも、再結成してアルバムを発表し、いくつかヒット曲もでたようですが、ハッキリ言って往年のパワーを感じるには至ってません。そういう意味でも、この「GREATEST HITS」はとてもいいタイミングでリリースされたベストアルバムと言えると同時に、JOURNEYの魅力のひとつひとつを吟味できる作品としてまとめられています。

 01「ONLY THE YOUNG」が1曲目というのに首を傾げたファンもいることでしょう。それはこの曲がオリジナルアルバムには収録されず、映画「VISION QUEST」のサントラ盤から、マドンナの代表曲のひとつでもある「CRAZY FOR YOU」とともにシングルカットされた曲だからです。もともとはパティ・スマイス&スキャンダルに提供された曲でもあります。が、じつにJOURNEYらしい清清しいサウンドで、ニール・ショーンのギターも伸び伸びとしていて気持ちがいいですね。2コーラス目でキーが上がるところも、拳に力がこもります。
 02「DON'T STOP BELIEVIN'」も代表曲のひとつです。イントロがもう最高ですよ。この期待感、ほかのバンドにはないものです。よくJOURNEYを称して「産業ロックの権化」などという見当違いな意見がありましたが(←当たってるだけに悔しいが)、そのポップセンスは彼等だけのオリジナルのものだし、なんといっても他の追随を許さない圧倒的なパワーが漲っています。そのパワーは06「ANY WAY YOU WANT IT」、07「ASK THE LONELY」、09「SEPARATE WAYS(WORLDS APART)」などのアップテンポの曲でその威力を発揮してます。特に07では、イントロのキーボードサウンドにやや食傷気味にさせられるものの、サビの重厚なコーラスは圧巻です。
 JOURNEYといえば、バラードに名曲が多いことでも知られています。後にバラードのみのベスト盤がリリースされたほどですが、本作でもその魅力を十分味わうことができます。04「FAITHFULLY」、08「WHO'S CRYING NOW」、10「LIGHTS」、12「OPEN ARMS」、14「SEND HER MY LOVE」とズラリ並んだ名曲達のなかで、やはり12は際立っています。10ではニールのギターソロが泣きまくります。そして08、14の曲調の流れが後のアルバム「RAISED ON RADIO」の核を作りあげているように思えます。
 さて、05「I'LL BE ALRIGHT WITHOUT YOU」、13「GIRL CAN'T HELP IT」、15「BE GOOD TO YOURSELF」と並んだ「RAISED ON RADIO」からの曲は小粒ながら、そのクオリティはかなり高いレベルで維持されています。中でも15は、やはりイントロのキーボードには(やはり)閉口させられますが、トータル的な音像がもつ、そのうねるようなエネルギーは、ただの産業ロックと言い捨てるにはあまりに凄まじい熱を放っています。その点で、この曲をラストに持ってきたのは正解です。

 ニール・ショーンのギター、スティーブ・ペリーのヴォーカルは、JOURNEY以外の曲でも聞くことができますが、そこにはこのアルバムに詰まっているようなマジックはありません。しかし、私達はこの「タネ」が分かっているマジックを、このアルバムを聴くたびに、楽しみ、また驚嘆させられることでしょう。
 << back
index
home
next >>