コスタス・マケドナス

たった一度

(アルバム「エピ・フォトス」より)
作曲・作詞/スタマティス・クラウナキス


それは 一度きりだった
喜びのなかの苦しみ
どこでだったか 見つめあった僕ら
そして 恋に落ちて
ついに 出会ってしまったんだ そう
たった一度きり

初めて知ったのさ 僕は
濁った水の中で 泳ぐことを
君にどうやって 伝えるのかを
<ヤハビビ>と…
みんな 初めてだったんだ

 たった一度 僕は泣いた
君のせいで 狂おしいほど
でも そのうちそれが
当たり前になって
君に電話もしなかった
そう ただの一度だって
それは 一度きりだった
喜びのなかの苦しみ
友だちたちが
僕の過ちを知るたびに
自分の唇をかみしめ 僕は
血をなめていたんだ そう 何度でも

たった一度だけ
正気を取り戻した僕
人の心は ああ なんて
見え透いていて 嘘ばかりで
こんなにも 安っぽいんだろう

*repeat

*<ヤハビビ>…アラビア語。
  ギリシャ語で<アガピ・ム(愛する人、の
  意味)>と言うのと同じ。


ハンサムじゃない、まるで隣のお兄ちゃん…そんなコスタスが歌うのは失恋の歌。たった
一度、一度だけ…道行くギリシャの男たちからは、とてもそんな女々しさは伺えませんが。
作詞・作曲は映画音楽でもおなじみ、ダルマを通り越して風船とでも形容すべきボディの
クラウナキス。消え行く愛を描かせたら一番のおじさま。あなたはこの歌に共感するのか、
それとも…。

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