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おうちでの出来事

●台風18号

今年は本当に台風の当たり年です。私は海がサッパリで、商売上がったりです。
子供達はお父さんが家にいるのでおおよろこびのようですが、
私はダイバーだけに「浮かぬ顔」です。
夏の終わりの涼しい駄洒落はともかく、今度は台風18号です。

ちなみに台風には名前がつけられています。
先日の台風16号は、アジア名「CHABA(チャバ)」。
今回の台風18号は、「SONGDA(ソングダー)」です。

ソングダー君こと台風18号は、2004年9月7日早朝から
九州地方を暴風雨域に巻き込みながら、北上しました。
台風の進路図
関西地方では17日朝から暴風警報が出され、午後から風が強まり、
暴風が吹き荒れました。今回は雨はあまり降らず、暴風台風でした。

前回の16号の時もそうでしたが、このように台風が太平洋側をなぞらず、
日本海側を回り込むように進むと、太平洋側では南風が強くなります。
台風は大きな低気圧ですから、付近の空気を吸い込もうとします。
台風に向かっての風は強い南風となるわけです。
また、台風自体の吸い込みが海面を上昇させます。
今回も夏の高潮と重なって、低い土地では冠水する被害が出ました。
また風で激しい波しぶきが立ち、そのしぶきが強い南風に乗って
遠くまで運ばれます。その海の塩水が電柱の架空線に付くと、
塩分が電気を通して絶縁不良を起こします。
普通の台風なら、雨も伴いますので塩分は洗い流されてしまうので、
あまり大きな問題にならないのですが、今回の台風18号もあまり雨を降らせません。
海に近い地域では、強風で飛ばされた物が電線をきったりする原因の他に、
塩分でショートしてしまい過電流が流れたり、漏電状態になり遮断機が下りてしまうことが
停電の原因になります。今回もまさしくその状態でした。
電線から火花が出ている写真
暗いところで、漏電した僅かな火花を撮影するのは難しく、 私のカメラと技術ではこの程度が限界です。
かすかに写る電柱とトランスなどの機器、電線から火花が散っています。

さて時間は前後しますが、会社を早めに終わり帰宅しようとすると、
電車もバスも不通です。車で来ていなければ帰宅難民となるところでした。
途中の信号も停電のため消えていて、渋滞しています。
主要な交差点では警察官が手信号で交通整理をしています。
こういう時の警察官の働きには、本当に頭が下がります。
普段不祥事ばかりの兵庫県警ですが、立派な警察官もちゃんといます。
余談ですが、我が家の最寄交番の地域課の警察官も、地域に密着した地道な警察活動をして
住民の信頼を得ています。(ちなみにこの警察官、2005年に定年だそうです)
市場のテント破損の写真1

市場のテント破損の写真2
近所の市場のテント屋根が、風で壊れつつあります。骨組みも外れ始めていて、
このままでは吹き飛んでしまいますがどうにもなりません。
しかし、この下を何も気づかず平気で歩く人がいますが、 その危険への感受性のなさはなぜでしょう。

家に着いてみると、幸いまだ停電はしていません。
しかし、前回の台風で取り付けがゆるんでいたsudareオーニングが一箇所千切れ飛んでいます。 千切れた簾オーニングの写真
他のsudareオーニングのゆるみを直し、庭の見回りをしました。
子供達はやっぱり停電は嫌のようで、「停電するの?」と何度も聞きます。
「怖い?」と聞いてみましたが、怖くはないそうです。「でも真っ暗はイヤ」だそうです。
この様子では停電は必至です。停電するとガス湯沸かし器は電気点火なので使えなくなります。
「シャワー今のうち一緒に浴びヨ!」と言って、さっさとシャワーに入れてしまいました。
サッパリしたところで、夕食です。普段私は一緒に夕食は食べられないので、みんな揃っての
夕食です。今晩の夕食は手巻き寿司です。いろいろなネタが用意されていて、美味しいです。
皆で舌鼓を打っていると、案の定停電しました。

早速ロウソクに火をともし、お食事続行です。前回の停電で子供達も慣れたもので、
いつもの光り物を持ってきます。それにしても手巻き寿司が美味しいです。
ロウソクのもと食べていると、一層美味しく感じられます。今回は全員停電を予想していたので、
心に余裕があります。子供達はいつもより食べたくらいです。まずは記念撮影。
食卓の写真ストロボが点いてしまいました。

ストロボを点かないようにして、ハイポーズ。停電を楽しんでいます。
ロウソクでの食卓の写真1 ロウソクでの食卓の写真2
停電時間は19:10ごろでした。

関西電力の電話は相変わらず繋がりません。前回は我が家と裏のマンション二棟だけの
停電でしたが、今回の停電はずっと広範囲が停電しています。不具合箇所を探すのは諦めました。
前回の停電はなんだかハズレのような気がしましたが、
今回の停電は回りすべてが停電しているせいか、心の準備ができていたせいか余裕です。
明石海峡大橋もとっくに通行止めになっていますが、片側が停電したり復旧したりを繰り返しています。
停電すると、しばらく航空標識灯とストロボライトが強く光るようになっているようです。
そんなことを家族で見たり話したりしながら、楽しい食事を終えました。
今日は学校は休校でしたが、担任の先生がプリントを届けてくれたそうです。
そのプリントの宿題をロウソクの光のもとしました。

関西電力にはぜんぜん繋がりませんが、これだけ広範囲に停電していたら誰かが電話するだろうと
高をくくっていました。すると外にやたら明るい車が近づいてくるのがわかりました。
窓から覗いて見ると、関西電力のパトロールカーです。赤色灯の付いたパトロールカーで
停電箇所を調べ、屋根のライトで電線や電柱を照らし不具合箇所を探しています。
またもや「電気を守る男たちがいる」みたいな姿に、感動していまいました。単純です、私は。
プロジェクトXの主題歌が頭の中で流れるのもお約束です。
関電パトカーの写真
車内では地図と配電図をつき合せているのが見えます。20時ごろにもう来ましたので、
前回の停電に較べるとやけに早い対応です。結局今回の停電は22:10頃復旧しました。
ちょうど3時間の停電でした。

外を見ると、風もいくぶん弱くなり始めています。
明石海峡大橋がちょうど通行止め解除になったようです。
警察のパトカーでしょうか、赤色回転灯のついた車を先頭にすごい数の車が渡って行きます。
明石海峡大橋の写真
台風が通り過ぎ、徐徐に普段の姿に戻りつつあります。

翌朝起きて家の周りを点検すると、家そのものに異常はありませんが、
庭の草木が目茶苦茶になっています。また家も車も塩潮です。
塩気のついた窓の写真
窓は塩の結晶がついています。朝から家に水をかけて「洗家」、車も「洗車」しました。

このコラムを読んでくださった方へ:
災害は忘れたことにやってきます。私たち家族も日頃から備える大切さを再認識しました。
我が家では、特に非常袋のようなものは用意していませんが、
各部屋に懐中電灯を置いてあり、ロウソクの準備がありました。
今回それらが役に立ちました。
この他震災などでは大工道具も大切な避難器具となりますので、
家族全員にそれらの存在場所を周知しましょう。また救急処置を知りましょう。