小笠原

オガサワラタマムシ

Chrysochroa holstii

 

撮影 父島 平成12年6月下旬〜7月中旬

 

オガサワラタマムシは島を代表する甲虫として知られています。

しかし、実際にその姿をハッキリ見た方は少ないのではないでしょうか。

私は小笠原へ移住して来て、この夏で丸9年になりますが、

このタマムシを確認できたのはこれまでに4度ほどしかありません。

もっとも、私の場合はいつもボーっとしていますので、

見落としている可能性もかなり高いのですが・・・。

 

タマムシの撮影には過去、2度成功しましたが、

今回ほど近くに寄って撮れたのは初めてです。

陽光が強く差すような日は活発に動き回り、

摂餌や繁殖行為を盛んに行うようです。

 

今回は一昨年から目をつけていたポイントに10回以上通いました。

一箇所にジッとしていないので撮影は困難を極めました。

下手な鉄砲も数打てば当たるという言葉を信じ、

かなりの時間を粘ってみましたが、

結果は芳しくありませんでした。

 

ところが、

彼らは日の出前や、日没後など気温が下がる時間帯には

動きが鈍化するらしいことが分ってきました。

いや、これは私が撮影した個体が

たまたまそうだったのかも知れません。

 

小笠原に関する図鑑や、インターネットなどを利用して、

このオガサワラタマムシについていろいろと調べてみましたが、

あまり詳しいことは書かれていませんでした。

ある図鑑によると、体長は22mm〜35mmとされていますが、

実際にはもっと大きいものが多いようです。

定規などを使ってきっちり計ったわけではないのですが、

ここで公開した個体は40mm以上の大きさだったと思います。

だからと言ってこの個体が特別大きいワケでもなく、

撮影ポイントで見た10数体の中では中くらいの大きさでした。

大きいものは50mm以上あるように思えます。

この個体は私が近づこうと、ライトを焚こうと、もの音を立てようと、

一向に逃げる素振りを見せず、

かといって、死んでいるわけでも、寝ているわけでもなく、

ムニンエノキの葉を食べたり、身繕いをしたり、

とてものんきな感じで、撮影に協力(?)してくれました。

 


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