BONIN FLYING FOX 11

汚れのない表情   母 子  ぶらさがり


汚れのない表情

このすっ呆けた表情。

自分たちが絶滅の危機に瀕していることなんか何も知らず

ただ、毎日を一生懸命生きているんですね。

なおのこと悲しみを誘います。

ああ、あまりにも哀れ。

 


母 子

大きさがほとんど同じですが、この2頭は母子です。

画面に向かって左側、舌を出しているのが子供で、あくびをしています。

オオコウモリの母親は、人間でいう‘わきの下’の近くにお乳を持っています。

子供が母親の懐にもぐり込んで翼に包まる様な仕草をするのは、

お乳を飲んでいるからのようです。

この親子は、2001年10月3日の日中、父島小曲の某農園主が農作業中の敷地内で発見しました。

発見時はこの親子の他にもう1頭の雄と見られるオオコウモリもいたそうです。

発見の切っ掛けが、‘大きな声で騒いでいたから’ということですので、

雄が雌に生殖行為をせまり、雌がそれを拒絶して大騒ぎになったのだろうと思われます。

実際には、拒絶して鳴くのか、繁殖行為をする時は鳴く事になっているのか定かではありませんが、

同様の騒ぎは集団ネグラ内では頻繁に起ることです。

この撮影を行ったのは最初の発見の翌日で、

すでに雄の姿は見られませんでした。

この時期、餌場以外でオオコウモリを見る機会はあまりなく、

私には初めての事でした。


 

ぶらさがり

 2

 

人が寝ている時に寝返りをうつように、

オオコウモリも寝ている間にいろいろな姿勢をとります。

 

画像1/左脚一本でぶら下がっています。

画像2/両脚でぶら下がっています。

画像3/両前肢の爪を枝に掛け、さらに後脚二本を枝に掛けています。

 

画像のオオコウモリは同一個体。この姿勢の変化は僅か1分くらいの間に見られました。

 
さくいん