一閑張り・一貫張りと柿渋
一閑張りの作り方
癒し系和風インテリアグッズとして注目されているのが一閑張りです。
一閑張りはお洒落な小物入れ等としての実用性も人気です。
又、個人でグループで、一閑張りを楽しんでおられる方が増えています。
そんな一閑張りについて簡単に説明します。
竹籠(たけかご)に和紙を貼り、その上から柿渋を塗った物を一閑張りといいます。
その製法には色々あり、更にその上から漆、弁柄などを施す方法もあります。
一閑張りの名前の由来には諸説あるようですが、
一般的には一閑張りは農閑期の閑な時期に作られることが
多かった為にこの名が付いたと言われています。
その他、一閑和尚が始めたからその名を取って一閑張りと呼ばれるようになった
と言う説(沢庵和尚が考案したから「たくあん」と呼ばれるようになった説と
どこか似ているような気がしますが・・・・・)
又、一閑張りは柿渋のパワーで非常に強くなるので、重い物を入れても大丈夫な為
一貫目の重さにも耐えられるということから、一貫張りと呼ばれる地方もあります。
一貫張りの製法は簡単で、と言いましても竹を編んで籠(かご)を作るのは大変ですので、
ここでは市販の籠(かご)を使用する事になります。
最近では100円ショップで、中国製の物が手軽に手に入ります。
物作りに携わる者としては、少々寂しい気持ちにさせられますが、ここにもデフレの波が・・・。
一閑張りに使用する和紙は、浸透性の良い紙質の方が良いでしょう。
糊は市販の物で大丈夫ですが、ご自分で作っておられる方もあります。
そういえば子供の頃に、障子の張替えの時期になると、母親が冷やご飯を鍋で煮て
糊を作っていたことを思い出します。
一貫張りは和紙を小さく切ったものを張り合わせて行きます。
(かごの大きさにもよりますが、4〜5cmx10〜12cm程度)
和紙を張り終わったら、墨で好みの文字や絵柄を描くといいでしょう。
又、書道の練習用紙や墨で書かれた昔の古い書物を利用されても
なかなか味の有る出来栄えになると思います。
ただ、和紙を貼る際の注意点としては、乾燥後に和紙が多少収縮しますので、
その影響で角が浮く状況になり易いので、隙間の無いようにします。
十分に乾燥させてから、刷毛で柿渋を塗ります。
好みの色に合わせて柿渋を塗る回数を決めて下さい。
乾燥させて一閑張りの出来上がりです。
以上、簡単に説明しましたがご理解頂けましたでしょうか。
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