刀匠 柳田律夫 プロフィール

昭和22年11月25日生 〔刀匠銘 福津久(ふくつぐ)〕



  ◆ 県立真岡高校一年の時、刀剣研磨・鑑定を志し、小山市の荒井研帥に指導を受ける。

  ◆ 昭和42年4月神奈川県藤沢市、大久保和平鍛刀所に入門する。

  ◆ 昭和43年l月神奈川県大磯町、人間国宝刀剣鑑定研師永山光幹氏に帥事する。

  ◆ 昭和46年3月東海大学工学部精密機械専攻卒業する。(クロマト等科学分析も習得)

  ◆ 昭和47年9月文化庁より刀匠の承認を受け、栃木県二宮町に美術日本刀鍛錬研磨柳田研究所を創設。

  ◆ 昭和50年7月本阿弥家刀剣鑑定奥伝位免許を受ける。

  ◆ 昭和51年3月二宮町無形文化財保持者として指定を受ける。

  ◆ 財団法人日本美術刀剣保存協会主催、研磨技術等発表会研磨の部、上位入選7回。

  ◆ 財団法人日本美術刀剣保存協会主催、新作名刀展、昭和53・54・55・56各年上位入選。

  ◆ 昭和61・62・63年全日本抜刀道大会に於いて、総合第一位、連続して内閣総理大臣賞受賞。

  ◆ 平成2年11月天皇陛下即位之礼御刀研磨総合工作承り、同月5日、宮内庁へ納品。

  ◆ 平成6年7月〔さむらい刀剣博物館〕を創設し、一般に開放する。

  ◆ 平成16年8月イギリス国営放送BBCの取材を受ける。



刀を作る際、原料となる砂鉄を還元する為に約800俵の赤松の炭を燃料として使います。その結果出来た玉鋼(たまはがね)を、目・耳での確認と身体に宿る五感で1300度まで沸かしていきます。

玉鋼に対して「沸け!」「くっつけ!」と念じる“念エネルギー”を重要視するとともに“無”の状況の中で初めて、自分の作品に入魂出来るのです。





一振りの作品を造るまでに要する時間は約90日。

刀匠として25年の間に手掛けた本数約600本のうち現在まで約75本がこの世に残った。

そして、5年に約1振りの確立で、とんでもなくすごい作品が仕上がる。




名刀とは「折れず、曲がらず、よく斬れて、軽い」こと。そして、精神的・美学的な要素が不可欠で、“日本刀独特の美しさ”とは、物質的に計り知れない要素を含んでいるのです。

作品に向かって己の念を通じさせることが、刀匠としての私の重要な仕事なのです。