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【同時進行の向山型国語5年(教育出版)】

「はたはたのうた」「山のあなた」「素朴な琴」

TOSSシグナス札幌向山型国語研究会  田上大輔
作成日:2006年10月24日
更新日:2006年10月24日

 
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【授業記録】 
 
 第 1時  10月17日(火) 「はたはたのうた」
  1.  今日から下の教科書。
     忘れた子8名。
     事前に印刷しておいたのでそれを渡す。
     
  2.  まずは教科書の折り目付けの確認。
     教材は「はたはたのうた」。
     詩の授業なので,それぞれ読ませた方がいいかと思ったが,歴史的仮名遣いが初めて出てくるので,範読する。
     横山ドクターの『学校マネジメント』9月号論文を意識してだ。
     五色百人一首もやっているのですんなり。
     
     その後,いろいろな読み方で10回読ませる。
     最後に,『中学生のための暗唱詩文集』のようなやり方で,教科書を隠させて読ませてみる。
     あとで,暗唱の課題にする。
     
  3.  読んでいて意味の分らなかった言葉を聞き,簡単なものはすぐ答え,「ならひ」などは辞書でひかせる。
     
  4.  「この詩の中にはどんな色が出てきますか。」
    と問い,ノートに書かせる。
     「うすべにいろ」が出る。(白が出ると思ったが,出なかった)
     「黒」「赤」「青」を例にそれぞれの色のイメージを聞き,「うすべにいろ」のイメージも聞いた。
     いくつか出たが,その中の「やさしい」「化粧」「口紅」というのを取り上げ,これらをまとめて連想されるものを聞く。
     「母」だ。
     
  5.  次に
    「話者はどこの出身ですか。ノートに『話者は~出身。』と書きます。」
    と問う。
     「北国」と書いた子が多数。
     その他,東北地方,北海道,青森の田舎という意見が出る。
     
  6.  「話者は今,北国にいますかいませんか。ノートに『今,北国に~』と書きます。」
    と問う。
     「いる」と答えた子が3分の1。
     「いない」と答えた子が3分の2。
     
  7.  「母は今,話者の近くにいますかいませんか。ノートに『母は近くに~』と書きます。」
    と問う。
     「いる」と答えた子が1名。
     あとは「いない」。
     「おもう」という言葉を根拠に,「いない」と確定する。
     
  8.  最後に
    「母は今どこにいるんですか。『母は~にいる』もしくは『母はどうなった』と書きます。」
    と問う。
     「天国にいる」「死んでしまった」という子が14人。
     「家にいる」「実家にいる」「北国にいる」という子が10人。
     「都会にいる」という子が1名。
     「都会にいる」という意見はすぐに反対意見が出る。
     
  9.  ここで授業終了。
     ノートは,

      話者は北国出身。
      今,北国にいない。
      母は近くにいない。
      母はこの世にはいない。

    という感じになった。
     みんな熱中。
     
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 第 2時  10月18日(水) 「はたはたのうた」(続き)と「山のあなた」 
  1.  漢字スキルの後,昨日学習した「はたはたのうた」を暗唱させる。
     まだ読める子は少数。
     
  2.  昨日できなかった発問を1つする。
    「はたはたを見るとどうして母を思い出すのですか?」
     
     小さい頃にはたはたを料理してもらったから。
     昨日お勉強した色のイメージがあるから。
     
    などの意見が出る。
    「どれも考えられますね。もう一つ,答えがあります。なぞなぞ的に考えるのです。わかった人は先生のところに来てこっそり教えて下さい。」
    と問う。
     ひらめいたA君。
     すっと来て正解を言う。
     スッキリ。
     
  3.  なぜ「はたはた」を見ると「はは」を思い出すのか?
     そう。
    「はたはた」の「た」をとると「はは」になるのだ。
     札幌の佐藤真史先生の追試であることを子ども達に話す。

     4年生の時に「字謎」の授業で
    「亡き母や海見るたびに見るたびに」
    という一茶の俳句を扱った。
     なぜ海を見るたびに母を思い出すのか?
     (答えは・・・)
     これにももう一度触れる。
     
  4.  次に「山のあなた」の授業。
     範読の後,追い読みや交替読みなどで10回読ませる。
     昨日と同じく暗唱詩文集のように隠しながらも読ませてみる。
     意味の分らない言葉を聞き,答える。
     
  5.  「人(ひと)は何回出てきますか。」
      →3回

    「何番目の人(ひと)と何番目の人(ひと)が同じですか。」
      →一番目の人と三番目の人

     理由を聞くと,言っていることが同じ,行がまるっきり同じ,人という漢字で表記されているというなどの意見が出る。

    「一番目に出てくる人は何と言ったのですか。」
     簡単だと思っていたが,苦戦していた子が多かった。
     簡単に例示をするとわかったようだった。

    「二番目に出てくるひとは誰と何をしたのですか。」
    という問いもちょっと迷った子が多かった。
     一つずつ扱う。
     「誰」には話者,われ,ひとという意見が出る。
     すぐに「ひと」という意見は潰される。
     「何をしたのか」という問いには,「なみださしぐみ」「たずねていった。(尋めゆきて)」という意見が出る。
    こちらも「なみださしぐみ」が潰される。
     
  6.  念のため,
    「話者はどこにたずねていったのですか。」
    と聞いてみると,「山」「空遠く」「幸」「人」「山のあなた」など意見がたくさん出た。
     ここで時間切れ。

 
 第 3時  10月20日(木) 「山のあなた」(続き)と「素朴な琴」

  1.  「はたはたのうた」「山のあなた」を暗唱させ,前回の続き。
     「山のあなた」で「話者が訪ねて行ったのはどこですか」というもの。
     「山のあなた」「山」「空遠く」という意見が出る。
     絵をかいて再度どこか聞くと,「山のあなた」ということになった。
     
     「話者は,また『幸』を求めて訪ねたと思いますか,訪ねなかったと思いますか。」
    と聞くと,意見が真っ二つ。
     討論にとも思ったが,時間の都合上意見を聞くだけに。
     意見のある人は日記に書いてくるよう指示。
     
  2.  続いて「素朴な琴」(八木重吉)
     10回以上読ませた後,TOSSランドから伊藤秀男先生の修正追試をする。(TOSSランドNo7330024)
     
    発問1 話者に見えているものは何ですか。
    ・琴 ・明るさ ・素朴な琴 ・秋の美しさ ・太陽 など
     
    発問2 季節はいつですか。
    ・秋
     
    発問3 昼ですか、夜ですか。
    ・昼(「この明るさ」と書いてあるから)
     
    発問4 琴は鳴っていますか。
    ・鳴っていない(「だろう」と書いてあるから)
     
    発問5 琴はありますか。
    ・ない(「おけば」と書いてあるから)
     
    発問6 話者に見えているものは何ですか。
     
     ここで,「あっ!そうか!!」という声があがる。
    ・秋の美しさ ・明るさ (明るさを含めた秋の美しさ)
     
    「琴が静かに鳴り出すくらいの「秋の美しさ」だけが話者に見えているのですね。」
     
    時間ぴったりに終了。
      
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