いじめ問題がなかなか解消されていかない背景とは何なのか!
その最も大きな要因とは、その問題に関わる人たちそれぞれに違った真実が存在する事である(正確に言うと間違った情報を真実であると思いきった人たちがたくさん存在して、それぞれが自分に都合良く事実を歪曲して解釈し、ことにあたり、問題を解決しようとすることである)
第2に、今の新聞やテレビなどのマスコミで流れるいじめに対する報道では、いじめ問題の解決につながるような方策が示唆されていないことである。いじめの背景に対する説明といじめ問題の責任を教師や学校に押し付ける事、さては地域やコミュニティーなどの社会の問題にすりかわってしまっていることが多い、肝心のいじめられている弱い人間がいじめる側の強い人間に対しどのように闘いをいどんでいったらよいのかということになんら言及されていないことである。だからといってマスコミを非難するつもりはありません、その立場に立ったときにはまた我々の知らないさまざまな事情が派生しているものです、軽々に良し悪しを判断する事はできません、むしろこの後でも述べますが、マスコミなど報道の力はいじめられる側の人間にとっては頼れる大きな力になります(いじめられる側でも不誠実な人間であれば、自らを傷つけてしまいますが)いや、大きな力になるどころかこの力なくしていじめ問題を解決して行くことは出来ないでしょう。

ではこれらの問題点をもとに、あなたの子どもが(ここでは自殺の可能性もあると思われる小学生の高学年、中学生、高校生を対象に考えていますので、小学生の低学年や知的ハンディキャップがあるかたのいじめ問題に対する対策は違った方法をとらなければいけないと思いますが)誰かからいじめを受け続けていると判ったとき、どの様に対策を講じたらよいのか検討してみましょう。

先ず、子どもがいじめている人間と闘おうとした時にどのような方法があるかと言えばひとつはテロである、闇にまぎれていじめている人間やその関係者に復讐をすることです。自分がやったことが判らない様に隠れて危害をひとりひとりに与えて行く、誰もが一番に思い浮かべる方法でしょう。簡便で直接的、手っ取り早くて溜飲も下がる、一見よさそうに見えるがしかしこれは絶対に失敗します、なぜかというといじめる側の人間にとっても闇討ちを受けるということは大きなストレスとなり、そのストレスを解消するためにいじめがエスカレートして、よりいじめがはげしくなるはずだからです。さらにテロの回数がふえれば誰かに見られたり、テロを受けるメンバーの関連性から犯人を推測することができます、推測された人間があなたであればそれが事実であろうとなかろうといじめの程度は圧倒的にひどくなります。こんなことは必ずばれます、そしてより境地に追いやられることは確実です。

つぎに、無抵抗主義、これはいわば現状維持である(今の状態が無抵抗なのではありませんか)、いつかはその人間のアイデンティティーが崩壊して心が死んでしまいます。

つぎに、毅然とした態度でつっぱねる というのがある。
これが始めからできていれば、ひょっとしていじめられていないかもしれませんが、いじめられ続けた今となっては、ほとんどが逆効果、毅然とした態度が気にくわんとばかりにいじめはひどくなります。

そこで先ずいじめる側の人間と対抗するために、教師を味方にしよう。
よくテレビや新聞などでいじめられっこが、教師は何もしてくれなかったとか教師に何を言っても無駄だ、などと言っているのをみますが、それは間違った認識である。教師は何もしなかったのではない、したくても何もできなかったのだ!
なぜ何もできなかったのか、それはいじめられっこが教師に訴えた事実を、教師が事実として認定しなかったからである、いや例え教師自身がそれを事実として受け取っていたとしても、いじめている人間を改心させたりいじめを止めさせるのにはあまり意味をもたないことを知っているからである。
それは、いじめられっこが教師に訴えていることが客観的事実かどうかが教師自身には分からないからである。
弱者に対して教師は同情的ではあるが、だからといって弱者の言っている事を全て事実であると思っているとは限りません、むしろ人は被害を誇張して、加害を小さくして言うものです、弱者であるがゆえに日頃のうらみつらみをぶつけて事実を歪曲して訴えている可能性を否定できないでいるものです、そのような訴えをもとにしてどのようにしていじめる側を諭そうというのか、「そんなものは知らん、ちょっとふざけただけだ。」と言われてしまえばそれ以上踏み込む事はなかなかできない。
つまり、いじめられっこが、例えそれが事実であろうとただ単に教師に訴えるだけではだめだということなのだ。
どの第三者がみても、いじめられている事実が客観的に伝わるような資料を提示しなければ意味がないということだ。

もしそのような資料を提示して訴えることができれば、きっと教師はいじめられっこにとって強い味方になってくれるでしょう。そしてそのような資料があるにもかかわらずもし教師が何も手を打たなかったら大変な非難を浴びる事となります。

では、いじめられっこがそのような資料を持っているかと言えば、まず持っていないでしょう。

持っていなければ作ればいいのです、どのようにして作るかと言うと極めて簡単なことです。最低1ヶ月から3ヶ月ぐらいの期間のいじめられた様子を克明に記していくことです、(また今日から1〜3ヶ月ぐらいに渡っていじめられ続けなければいけないと思うとぞっとするかもしれませんが、それが唯一の武器になるのです、歯をくいしばってがんばって耐えて下さい。)出来うる限り時間・場所・人物・言葉など具体的に書いて下さい。
ただしここで重要なことは、

1、正確に憶えていることのみを書いておくこと。けっしてあやふやな記憶の部分をかかないことである。
  さらに少しでもテープレコーダーやビデオで録音・録画することができれば大きな力になります。

2、客観的事実だけをかく。
  つまり、自分の気持ちとか感情を書かない、痛みとかの感覚に対することは、ずきずきした打って腫れたときのような痛みとかずーんとしたにぶい痛みとか出きる限り具体的に他人に痛みが伝わる様に書くこと。

3、暴行を受けたり、所有物を汚されたりした時は出来うる限り写真をとっておく、さらに病院へ行って診断書をもらっておけば言う事なしである。

4、自分からいじめられるように兆発しない。これはとくに大事で、自分がそのように詳しく記録していることをさとられてはいけない、記録をとっていることをわかるように堂々とおこなうことも兆発のひとつである、ただしこころならずばれてしまうのは問題ない。

5、必ず暴行をうけそうになった時には、やめるように言うこと。


これらの内容が1〜3ヶ月分程そろったら、それに自らの決意と覚悟を表して親とともに教師に今の状況を訴えに行きます。決意と覚悟は、「ここに書かれてあることは全て事実である、もし1箇所たりともうそ偽りが発覚した時は、全ての事柄を信じて頂かなくてけっこうです、またうそを書いて人をおとしめようとしたなどの非難中傷は全てあまんじて受ける所存である。」と書いて自らの印か血判を押します。
このことで、書かれた文章が全て真実の事柄であることが教師に十分伝わるであろうし、そのなみなみならぬ覚悟も感じとってくれるものと思います。逆に言うとこれだけやって初めて第三者に分かって頂けるのである。

(ちなみにみなさんご記憶にも新しいとおもいますが、名古屋で起きた中学生からの5000万円恐喝事件のときに、その事件が大きく発覚する発端となった、被害者の病院内で元不良の人達と作った細かな被害内容のメモ、警察とてにわかには信じられかねる5000万円にも及ぶ恐喝、もちろん警察に「もし真実なら大変なことだ」という気持ちがあって捜査が始まったと思いますが、実はそのメモには、被害者の指の指紋が朱肉または血液にて押捺してありました、これにより被害者の訴えの真剣さ覚悟が警察に伝わったのではないでしょうか、狂言ならなかなかそこまでできないものです。もちろん被害者のなんとか分かってもらおうとの必死のアピールだったとおもいます。)

このようにして、極めて事実である可能性の高い資料ができたらそのコピーを持って教師と共に加害者の親と話し合いをもちます。話し合いとはいえ、いわば闘いです、最後には親に子どもの前で今後いっさいいじめをさせないという一筆を入れてもらって下さい。
これで終わりではありません、この後加害者がその報復にでたり隠れてしかえしをおこなってくることがあります、また親が間違った自分の子どもの言い分を盲目的に信じて腹をたてる人もいます、その時はそのときの話し合いのようすやその後自らにふりかかった出来事などを前回同様事細かに書いて、学校関係者、教育委員会、人権擁護委員会、に救済を求めます、さらに必要であれば警察、マスコミに救済を求めていきます。ことここに及べば、徹底的に抗戦しことを大きくして行く事が必要になるかもしれません。
そこまで行けばなんとか肉体的な被害はくいとめることができるでしょう、しかし無視とか仲間はずれとかの精神的ないじめは程度を増すかもしれません、けれどそれは辛いことではあるが甘んじて受けなければいけないでしょう。「アトピーといじめ」の項目にもあるように、自分の人間性を高めるチャンスと考えて自己啓発に努めていくことが大事です。
しかし現実の中では、あなたがそのような前向きの努力を繰り返して行く限り、きっとあなたの良き理解者が現れてくると私は信じております。

当店の考える「いじめ対策」はざっと以上の方法です、いろいろとご意見・ご批判もあると思います。
もっとイイ意見をおもちの方はぜひ当店までご連絡下さい、またこの項目で紹介したいと思います。

※ただ私は、このような方法がもしポピュラーになるとしたら、それを逆手に取って、ありもしないいじめをでっちあげて、他人を非難中傷し貶めようとする輩が出てこないか心配である。
その時はどうしたものか?個人的にはそのような輩には厳しい罰を与えなくてはいけないのではと思うのだが、人権の問題、少年法の問題、いろいろと難しい問題山積のようである。