これは、非常に深い緊密な関係にあります。
    関係のしかたは、以下のように分けられます。


@食材そのものがアレルゲンになることで、そのアレルギー反応によりダイレクトにアトピー性皮膚炎を起す

乳幼児期、小児期のアトピーに割と多くパッチテストによりアレルゲンの確認ができ、その除去食治療により回復していくことも多い(別項目の「除去食の功罪」を参照)

A過食・・・過食、特に糖質(甘いもの)の取り過ぎは、エネルギー過多になり、その余剰エネルギーの放出のために皮膚に炎症を起している疑いが強い事。

さらにカロリー過多により、その余分なカロリーを脂肪として蓄積するため、脂質代謝が多くなりそのとき大量のビタミンB2・B6が使われ、ビタミンB2・B6が減る事で皮膚の新陳代謝に歪みが生じ炎症を起しやすくしている。
そして過食の背景に、高ストレス状態が疑われること。

B偏食
・・・統計的に調べたわけではありませんが、経験的にアトピーの方には、偏食傾向が強い様に感じております(特に小児期のアトピーにおいて)。
偏食は、各種ビタミン・ミネラルやタンパク質の不足を引き起こすことが多く、特に皮膚の代謝に必要なビタミンA・C・B2・B6や亜鉛・鉄などのミネラルが不足すると容易に皮膚炎を起します。特に亜鉛・鉄などのミネラル不足による皮膚炎・舌炎は、我々が今まで考えてきた数以上の患者数がいるものと思われます。
またそれらのビタミン・ミネラルは、神経伝達にも不可欠で、不足すると病気として認知されるほどではないにしろ、イライラ・情緒不安・忍耐力の低下などの神経症状が現れることもあり、それによって起こる精神不安がストレスを招き、アトピーを悪化させます。

C酸化された脂質(あぶら)の摂取
・・・酸化の度合いにもよりますが、長期に渡ると最悪です。アトピーだけの問題ではなくからだ全体の防御能が低下していきます。当然アトピーも悪化します、毎日毒物を取っているようなものなので、からだの諸器官のダメージも大きく、回復には多大の時間を要します。

D化学物質の摂取
・・・わたし達が食品を口にするとき、現実問題、食品からは、栄養素だけを摂取しているわけではありません。食品をおいしく見せたり、いつまでも腐らない様にするためなどに、さまざまな食品添加物が使われます。さらに野菜を作るときには、農薬・除草剤・防腐剤・発色剤を、家畜を育てるこきには、抗生物質・ホルモン剤などが、養殖をするときには、抗生物質・防腐剤などが、使われている可能性があり、それらの一部も心ならず摂取してしまっているというのが現状です。それらは、肝臓に負担をかけ、免疫力を低下させます。
また、ダイオキシンに代表されるような環境ホルモンは、空気中や土中から養分と一緒に植物内に入っていきます。さらにそれらを餌にしている動物等の体内に入り、生物学的濃縮を繰り返しながらより危険な濃さの環境ホルモンが脂肪部分に蓄えられ、それをわたし達は、取っているわけです。(その影響は別項目の「環境ホルモンの影響」にて詳しく書くつもりです。)それによる免疫力への影響はまだはっきりしていませんが、なんらかの影響はあるのではないかと考えています。

E炎症誘発物質・・・ある種の食品には、炎症を誘発するようなヒスタミン様物質が存在することが分かっています。
(背の青い魚・ごぼう・トマト・なすなど)
また、俗に肉や野菜を煮たときにでるアクなども炎症を起こし易くする様です。
また、香辛料やアルコールは血行良くして炎症を強めます、しかし香辛料などは、長い目で見ればからだを温め、血行を良くし、いろいろなからだの機能を高めていきますのでむしろ積極的に摂ることをすすめています。

F牛乳
・・・牛乳アレルギーでアトピーが出るかたは、多いと思いますが、本当に全員が自然に含まれる乳タンパク成分によるものなのでしょうか、ひょっとしたら一部は、超高温殺菌または、超高温滅菌により変性した乳タンパクによるアレルギーである可能性はないのだろうか?
牛乳でアレルギーがあろうとなかろうと、やはり少なくとも低温殺菌牛乳を選んだ方が良いでしょう。

G発酵食品をたっぷり摂る
・・・免疫力強化に腸内細菌の正常化は、欠かせません。腸内細菌の大事さは、別の項目で説明しますが、そのためには、乳酸菌をたっぷり補給しなくてはいけません。さらにそれがみそ・納豆・ぬかずけなどの日本由来のものが多いにこしたことはありません。

H元来、その土地に根ざした肉・野菜・海藻などを旬の時に食べる。
・・・
私は、自然の法則に従って生きるとき人は、最も免疫力も高められると考えています。