●よく権威あるドクターがマスコミや本などで「ステロイド剤も正しく使えば副作用もなく決して怖い薬ではない。」とか「専門家がきちんと使えば大丈夫。」だとか「期間を決めて症状により使い分ければ安心だ。」というような事を言ったり書いたりしているのを見たり聞いたりすると、私は「ほんまかいな?」と思ってしまいますがみなさんはいかがでしょうか。何か私には、アルコール中毒患者にアルコールで禁断症状を抑えながらコントロールしていけばアルコール中毒が改善されると言っているように聞こえて、どーも怪しいぞという感じがするね。
 例えばね、アトピー性皮膚炎の炎症の状態を数値で表すことは難しいけれど、仮に10レベルの炎症を起した人がいて、この人の炎症に対し出ている所にその炎症に応じ適切にステロイドを塗ることが出来たとしよう、当然炎症は治まっていきますが直ぐというわけにはいきませんだいたい1〜2週間かかるわけですその間大なり小なりステロイドのおせわになるわけですね。ところがアトピーはここで終わらないからやっかいだ、また2〜3ヶ月すると炎症を繰り返してくるのが普通です、当然その都度適切に塗るとしてもこれが何回か繰り返すうちに[6.ステロイドの本質と影響]のところで書いてあるように皮膚の中のコンドロイチンが作られにくくなるわけやから、結果保湿力が落ち、すきまができやすくなりそこに抗原が入り込んできて炎症を再燃させる、皮膚の抵抗力が落ちてきている分炎症も強く出てきて、炎症のレベルは12ぐらいに上がりますよ、レベル12ならより強いステロイド剤で抑えなくてはいけなくなる。より強いステロイド剤の影響で皮膚の新陳代謝が阻害され醜いガサガサの肌になっていくのは時間の問題である、その上外からステロイドが入ってくる事の影響で、自ら副腎から副腎皮質ホルモンを出すことをしなくなるからさらに炎症が強くなって悪化する。
 この悪循環は、どう考えても一本道のように思いますよ、他に何か都合の良いような考え方があったら教えて下さい(FAXで)。ユニークな考え方があれば追ってこのホームページにて紹介させて頂きます。だいたいからアトピー性皮膚炎の炎症は体全体から見るとバランスをとるために出ている可能性が高いものを、それを薬でふたをすることがいかに愚かなことか、その間違った対処が後にどのような災いにつながって行くのか大変気懸かりである。
 しかし、ほんとうにつくづく思うよ、アトピー性皮膚炎に対して「ステロイド 正しく使えば こわくない」なんて本気で考えてんのかなあと、不思議な世界やね。