0才から3才までの乳幼児期、4才から10才ぐらいまでの小児期、15才ぐらいからの成人でのアトピーでは、炎症の出かたやその原因、対処の仕方がだいぶ違います。

@0才から3才までの乳幼児期では  

皮膚症状は湿潤型が多くじゅくじゅくしている。ただこの時期には同様の皮膚面を呈する疾患も多く存在するためその判別には注意が必要です。特に生後1〜3ヶ月ぐらいに出る乳児脂漏性湿疹との識別は肝心で、一種の生理現象としての乳児脂漏性湿疹と免疫反応の1つの症状としてのアトピー性皮膚炎とは薬物治療の方法はよく似ていますが家庭での対処はだいぶ違ってきます。

乳児脂漏性湿疹は、胎児中にたまる過剰の男性ホルモンの排泄による症状のひとつといわれており(この説は確かなものではないが、個人的には、かなり有力な説であると考えています。)基本的には分泌されてコテコテになった皮脂をこまめにオリーブ油などで柔ららかくして取り除いたり、ジクジクしている所は低刺激のクリームやオイルなどで保護してやり、あとは雑菌が増えない様に清潔にしておけば1〜2ヶ月で治まってしまいます。ここで大切なのはあまり神経質に殺菌しないことです、殺菌のし過ぎは肌を乾燥させて、抵抗力を弱め、結果的に治りを遅らせます、お湯でこまめに拭いて低刺激のクリームを塗っておくくらいが良いでしょう。

アトピー性皮膚炎なら、まずその赤ちゃんにとって強い抗原(アレルギーをおこすもの)があるかどうかを調べる。
この時期のアトピーには抗原を限定することができるものも一部あるからです、しかしパッチテストで陽性に出たからといって全てをそれのせいにしてはいけません、ハウスダストなどのほこりなどからのものならしっかり掃除をして取り除けば良いが、牛乳や卵・大豆・米などで出たときはその子の発育に与える影響も考えて慎重に対処せねばなりません。

対処1、離乳を極力遅らせて胃の消化力、腸の細菌バランスが出来うる限り整うのを待ち、厳選した素材のものから(自然に近いもの)与えていく。
対処2、体調の良いときから少しずつ与えていき、始めは間隔をあける。
対処3、除去食を実施してその改善度をみながら検討する。
以上のことぐらいはきにとめておいて下さい。

でも実際問題として当店でアトピー相談をしていると、離乳を少し遅らせる事とスキンケアそれとこまめな掃除だけできれいになってしまう子がほとんどのようなきがします。

A4才から10才までの小児期では

皮膚症状は乾燥型に変わってきます。目のまわり、ほほ、首、体のくびれ部分に特にひどい乾燥と炎症がでます。
この時期のタイプはとくにカユミが強く、ほとんどの子が掻き崩してより悪化させています。
この時期のアトピーでも一部に抗原が特定できるものもありますが、ストレスによる影響も出てくるため除去食による効果はずいぶん落ちてくるようです。

小児期のアトピーの最大の要因は砂糖・お菓子・ケーキ・チョコレートなどの甘いものの過剰摂取によるカロリー過多と自我の増大(わがままが強くなること)に伴う欲求不満によるストレス(これは多分に子育ての失敗によるところが多い、つまるところ甘やかし過ぎである、子育ては厳しすぎてもいかんが甘やかし過ぎはもっといかん、今の日本はどちらかというと子どもの人権を尊重することと甘やかすことを混同している人が多いためその影響がアトピーだけでなく、社会全般に広がっているようにおもいます。))または母と子の不健康な関係によるストレスです。少なくともこの2点は十分に見直してスキンケアを始めてください。

スキンケアのポイントは、いかに肌に負担なくきれいに洗うかということと、いかに肌に負担なく長時間保湿させておけるかということである。当店では、さらにいかに皮膚の力を高めるかということもおこなっていきますが。

B15才からの成人アトピーでは

小児期と同様、乾燥型が多いがジュクジュク型もいます
どちらかというと赤みが強く見た目の炎症のひどい状態のものより、黒ずんで症状が変わらず固定した状態のもののほうが厄介に感じます。

成人型アトピーは一般に難治性といわれ、治癒するのが難しいといわれています。それはストレスによる影響がさらに強くなるからです(当店ではむしろ成人型の相談を得意としておりますが)。ストレスによる影響度が強くなるとそれを治すには当然カウンセリングの必要性が高くなってきます、そういったカウンセリングを施すには多くのタイプのアトピーと闘った経験、アトピーを取り巻く幅広い知識などが必要で、総じてその様な対処には多大の時間がかかり、一般的な医療機関にそれを求めるのは極めて困難なことではないでしょうか。また、わりとあなたの近くにいる知り合いと称する人のなかには、時間はたっぷりとあるが経験もなく知識も希薄でありながら得体のしれない商品を持って現れてきます、彼らは誠しやかにそれらの商品の効能をまくしたて、さもそれだけで治るかのような甘い言葉で近づいてきますが、そのほとんどがそれだけではどうにもならないしろものです、もちろん彼らの中には、きちんとした商品を携えて現れる方もいると思います、しかし特別に勉強をしていない限りそれらを見分けるのは非常に困難な事でありましょう。

成人型アトピー克服のポイントは、メンタルケア、スキンケア、食生活の改善の3点です。細かい事をいえば生活環境の改善、腸内細菌の正常化、などいろいろありますが、先ずはさきの3点を徹底して根気良くおこなう事です、その結果努力したぶんだけ改善します。