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【 医薬業界よ たいがいにせなかんぞー!】ヽ(`Д´)ノ
---------------------その3-----------------------
2004.10.31発行
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業界の都合で、うす甘く広められた医療・健康に関する怪しき常識。あたり
まえの様に感じていることも、よくよく考えるとちょっとおかしなことに突
きあたる そんなお話です。
※たいがいにせなかんぞー!(いいかげんにしろ の意)
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私 はや20年以上も薬業界に身を置かせて頂いてる者です。
医療、健康産業は年々肥大化し幾多の怪しき情報が跋扈する様になって来ま
した。ある情報はそれを信じたものを陥れようと巨大な口を我々に向け、あ
る情報は幾多のスポンサーにより巧妙に誘導され知らぬ間に洗脳してゆきま
す。(私もよくだまされてしまいます。それほど巧妙です。)
あたかも、常識化されたかのように流布する健康情報、医療情報の多くが、
実はその中に生きる特定の業界人の都合により生まれたものであることが
多いのです。
このメールマガジンでは、それらの作為的とも思われる情報の奇妙な点を
掘り起こし、皆さん自身で改めて考えてみるための判断材料のひとつにでも
なれば幸せと考えております。
ぜひ末永くお付き合いの程、宜しくお願いいたします。
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●ドリンク剤(その3)
今回は、ドリンク剤とは正しくは言えないが、多くの人たちがドリンクと
捉えている 「小児用ジキニンシロップ」 についてです。
「おーい! 風邪のドリンクくれー」
よたよたのおっさんが、威張ったように店頭に来ます。(よくある光景)
当然、お店としては風邪のドリンク剤として厚生労働省の認可を受けている
カコナールやルル風邪内服薬(どちらも漢方の葛根湯をドリンク剤にした
もの)などを「ちゃうやろなー」と思いながら一応出してみます。
「違うがな、そんなんと違う!もっと風邪に効くやつやー」
と怪訝そうな顔を見せながらさらに怒声が響く。
私は、またかいなー と思いながら、ようやく 小児用ジキニンシロップ
を取り出し。
「こういった物のことですか?」と尋ねる。
おっさんは、待ってましたとばかりに。嬉々とした表情を見せ、
「それやそれや、なんや そんな所にあったんかいな。」と安堵の表情に
顔を変え、慈しむように小児用ジキニンシロップを2、3本その黒く汚れ
たごつい手で、包むように手前へ引き寄せると。
その中の1本を、ひょいっと持ち上げ、無造作に外箱をこじ開けると、
強引に中のボトルを勢い良く引き抜き、あっというまに飲み干してしまう。
このような小児用の風邪シロップを、1度に服用される大人の方がいますが、
保健所からの指導で、絶対そのような服用はしないで下さいと言いかけた
言葉を、思わず飲み込み、ひきつった笑顔で「残りは、いかがいたしまし
ょう」と小さくつぶやく。
冬には、このような情景が店頭で頻出します。
小児用ジキニンシロップは、小児のために作られた液体風邪薬にもかかわ
らず、その99%以上が大人の方が服用されます。
大人の方が飲む最大の理由は、他の小児用液体風邪薬と違って、一本中の
有効成分の分量が、たまたま成人の一回分の分量になっているからです。
本当にたまたまなのか、この業界の人は誰も詮索しません。 ヽ('ー`)ノ
しかし、この服用の仕方は厚生労働省の許可を受けていないので、当然
店頭において販売する薬剤師は(基本的に医薬品の販売は、薬剤師または
薬種商の権利の持つ方が行なわねばなりません。しかし現実にはなかなか
守られていないようですけどね。)余計なことを言いません。詮索しませ
ん、あくまでも善良な第三者になりきってしまいます。
薬剤師の本分を忘れたかのような対応ですが、これには少なからず言い
分もあります。
大人の1本飲みタイプの鼻炎薬や咳止め薬は存在するにもかかわらず、
総合風邪薬のそのような一本飲みタイプの薬がなぜか存在しない?
その昔、ピリン系鎮痛剤を含むドリンクタイプの大人用風邪薬が存在して、
その副作用が大きな社会問題となったことから、ピリン系の規制が厳しく
なって、店頭からピリン系の風邪薬が消えていったことがありましたが、
なぜか、そのときからドリンクタイプの風邪薬がなくなってしまったので
す。
ピリン系鎮痛剤の副作用なら、ピリン系の規制が入るのは分かるが、なぜ
薬の剤形まで規制が入ってしまうのか、さっぱりわかりません。
どう考えても、意味がありません。意味のないことを平気でやってしまう
お上に対する無言の抗議なのか。
また、例えば小児用ジキニンシロップ一本と新ジキニン顆粒一包の内容を
比べてみると。
小児用ジキニンシロップ 新ジキニン顆粒
リン酸ジヒドロコデイン 8mg 8mg
マレイン酸クロルフェニラミン 2.5mg 2.5mg
アセトアミノフェン 300mg 300mg
dl-塩酸メチルエフェドリン 10mg 20mg
無水カフェイン 50mg 25mg
カンゾウエキス 332mg 150mg
というように ほとんど変わりません。
むしろ体内における副作用などの影響の大きさでは、dl-塩酸メチルエフェ
ドリンが倍の量 入っている分、新ジキニン顆粒の方が大きいのではない
かと思えてきます。(エフェドリンは、覚せい剤の原料にもなる品もので、
気管支拡張作用が強く、咳に良く効きますが、心臓に負担がかかります。)
ほとんど同じような内容で、もちろんどちらも大人の常用量の範囲にある
ものが、かたや顆粒にすると大人の方服用して良いですよ。かたや液体の
ドリンクタイプにすると、大人の方は服用しちゃだめですよ、となってし
まう。その理由は何?許可を受けたかどうかということなの。
そんなこと、薬と人との係わり合いにおいてはまったく無関係じゃないの。
薬の効果、安全性、などを考えたときに、顆粒は良くてシロップはだめ、
などという合理性を欠いた説明が自分に対してできないから、本当は薬剤
師の責任において、大人の方なら一本いっとく、と言ってやりたいところを
やっぱりお上は怖いから、非常に消極的ながらことに触れないことで、ま
たは、小児用ジキニンシロップを1箱(24本)も買われようものなら、
24人も子供がいて大変なんだろうなと思うことで、是認しているのです。
本音と建前がかけ離れた商品は、売るのに疲れます。
しかし、約一週間分の新ジキニン顆粒を販売すると、価格は2,400円
程ですが、これが小児用ジキニンシロップで買っていただけると、なんと
11,550円にもなりお店は本当においしいのです。
だから疲れたなどと言っておれません、見ざる言わざる聞かざるで、
売って売って売りまくるだけです。
えっ!さっきからいろいろ御託を並べてたけど、実のところ儲けが多いか
ら、なにも言わないんじゃないのかって?
やっぱり、本音と建前がかけ離れたトークは、聞くのに疲れますか?
チャンチャン
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