「高血圧」の原因・病状・説明
高血圧はサイレントキラー(静かなる殺し屋)と言われます。静かに忍び寄り、突然襲いかかります。気が付いたときは、悲惨な結果が待ちうけている病気です。糖尿病も同じように、結果が出て初めて後悔する厄介な」病気です。
高血圧の定義は1962年世界保健機構(WHO)が決めた、収縮期血圧(心臓が血液を押し出すとき)を160ミリHg以上、拡張期血圧(心臓に血液が戻ってくるとき)を95ミリHg以上を使用しています。しかし一般には最高血圧は140ミリHg未満、最低血圧80ミリHg未満が血圧安定の目標とされています。
高血圧は次のように分類されている。
①本態性高血圧 本態性と言うのは原因がわからないと言う意味である。高血圧の95%をしめるという。 ②腎性高血圧 腎炎などにより起こるものと、腎動脈の狭窄によって起こるものとに分けられる。 ③内分泌性高血圧 副腎、脳下垂体、甲状腺、副甲状腺、睾丸、卵巣、などの疾患によりホルモン産生が異常になりもたらされる。
病気などとの関連からみてみる、
(1)脳血管との関係 脳血管が破れて出血する脳溢血は、もっとも関連が深い。血管が詰まる脳血栓脳梗塞とも高血圧との関連はあると言われ、その病気促進は間違いがない。
(2)糖尿病との関係 600万人はいると言われている糖尿病である。高血圧患者は正常な者に比べ、糖尿病を合併する頻度はおよそ2倍はあるとのことである。
(3)女性の高血圧 閉経期までは女性ホルモンにより、高血圧・脳卒中・心臓病を起こす頻度は男性よりも低い。妊娠中は後期が高血圧になりやすい。およそ女性の高血圧の原因は、本態性が最も多く、妊娠、腎臓疾患、内分泌性、血管の病気と続く
。(4)65歳以上、年齢との関係 最高血圧が高めになり、最低血圧は低めになる傾向がある。血圧変動も他の年齢より大きい。夜間の血圧が下がりやすい。血圧調整能力が衰えてくるので、起立性低血圧の頻度が高くなる。
(5)心臓病との関係 高血圧時の心不全は、動悸、運動時の息切れ、夜間の呼吸困難、せきなどである。冠動脈硬化や、痙攣による狭心症心筋梗塞は、高血圧により促進されるのである
参考書 「血圧の話」 尾前照雄 著 岩波新書 をお勧めします。
必ず血圧のことを聞きます。脈診では血圧が計れないからです。血圧計ができてから高血圧の概念ができました。したがって、東洋医学の古典にも高血圧の文字はないのです。 さて西洋医学では高血圧がなぜ起こるのか、そのほとんどの原因をつかんでいません。したがって降圧薬なるものは対症療法に過ぎません。したがって飲み続けることで、様々な副作用の危険性が高まるのです。
私は最近高血圧になる原因を含めて、次のように定義しました。すなわち「最高血圧は心臓が関係している。最低血圧は腸が関係している」です。
心臓は肉体的精神的ストレスの影響を受けます。交感神経が高ぶることで過度な負担がかかり、最高血圧を上げてしまうのです。
一方腸の納まっている腹腔は大きな入れ物に例えられます。腸の動きで血液は心臓に戻ってくるのですが、この動きが悪いと血液もまた流れません。そのことで腹腔内の圧力を上げてしまいます。
朝方排便をすると血圧がさがるのは、このことを物語っています。交感神経を抑制し、腸の動きを促進させることが、血圧を正常にすることです。
手のひら先生の高麗手指鍼治療費
- 「初診料」 2000円
- 「個人専用鍼代」 2100円 (治療10回毎にお支払いただきます)
- 「治療費」 6000円
高血圧 /手のひら先生の高麗手指鍼治療
症例 2 40歳代 血圧180-130。医師の処方する薬は飲み始めると止めることができないと、今までは漢方薬を飲み続けてきました。
初診02/03/06あまりに血圧が高いので、脳溢血の怖さ、後遺症が残った時の悲惨さを説明しました。そしてまず医者で降圧剤を処方してもらい、当面の危険な状態を脱し、その後は鍼を併用し薬から離れていく。そのように説明しました。今回は応急的処置も加え治療しました。 02/03/21 血圧140-100。 02/04/03 血圧140以下に、下は100前後。脳溢血の危険は脱しているものの、下が高いと脳梗塞の発症が高いので、まだ油断はできません。
症例 3 50歳代 ストレスや仕事の疲れからの高血圧です。漢方薬服用も、最低血圧のコントロールが難しく、90後半を前後しています。
05/03/01 手の鍼のほかに耳のツボを使い、自律神経の緊張を取ることにいたしました。術前最低血圧98が術後81に下がりました。 05/03/08 術前91、術後89になりました。最高血圧は137です。
症例 4 MT 2種類の降圧剤を服用しています。
06/05/12 初診 他の疾患で来られましたが、あわせてこの病気の治療、生活指導をすることによって正常血圧に戻りました。 06/06/21 第6回目。それまでにアプライドキネシオロジーテストで、服用薬は2分の一で足りることが分かっていました。そのことによって血圧は最高血圧116、最低血圧69です。生活の中にウォーキングは時間的にとれないので、家の中でスクワットを行うことにしました。下半身を鍛え筋肉量を増やすことで、結果血圧の低下がもたらされたわけです。
坐骨神経痛で来られている患者さんです。本日から本態性高血圧の治療法を行います。根底には仕事が忙しく不規則な勤務なので、過労があります。肉体的精神的なストレスが重なっています。以前から血圧が高いとのことです。仕事が深夜にも及ぶとのことなので、少しでも睡眠をとるようにアドバイスしたので、極力昼寝などに心掛けているそうです。しかし最高血圧は180から上、最低血圧は140前後あります。私の高血圧理論は、「最高血圧は心臓が深く関係し最低血圧は腸が関係する」というものです。最高血圧は交感神経の抑制が効果的に下がります。最低血圧は腸の調整が効果的です。
10/06/15 初診ニードルキーパーは最初なので2個使います。脊柱管狭窄症治療も行いました。術後の血圧は最高血圧160、最低血圧103、脈拍数87でした。施術中はいつになく深い眠りに落ちたそうです。