このサイトが作られた経緯
今日は。
このサイトが出来上がった経緯をご説明いたします。
高麗手指鍼が韓国で産声を上げたのは、およそ40年前でした。日本にはまもなく伝わってきました。中国四千年とも言われる鍼灸の歴史の中にも、高麗手指鍼は全く新発明と言える治療方法です。
発明者柳泰佑師(現韓国高麗手指鍼治療学会長)は、当時北里大学医学部付属東洋医学研究所 所長間中喜雄博士を訪れ(1978年)、教えを請うとともに親交が始まりました。
博士の口添えもあった結果、日本では多くの治療家が関心を寄せるようになり、当時は一大ブームが起きたそうです。
毎年開催されていた韓日学術大会には、ツアーが組まれるほど盛況であったと聞きました。
それほど関心が寄せられたものの、日本人でこの鍼の研究をする者はそれほどいませんでした。現在もこの鍼を使いこなせている治療家はいません。
2001年待望の「高麗手指鍼講座」日本語版が出版されました。しかしこの本を持ってしても、その秘めたる力を学び取ることは容易ではありません。
社会的にみても鍼灸師の地位は、世界でも低いと言わざるを得ません。これは歴史的に「視覚障害者」の職業として、長い間差別を受けていたことがあります。
中国では病院内でおこなわれており、その地位は西洋医と同等の待遇で国家公務員です。アメリカでは、鍼灸師・漢方医(薬剤師と鍼灸師を合わせた資格)・医師が鍼を使います。日本人の松本岐子師は現在ハーバード大学医学部で、鍼灸講座を持って医師に教えています。
ヨーロッパでも鍼灸は盛んですが、その主体は医師です。ドイツは戦前から日本とも交流がありましたし、フランスではノジェ博士の発明した耳鍼が盛んに行なわれています。
しかし日本の鍼灸は「腰痛肩こり」が中心の治療です。ごく一部の鍼灸師が内臓疾患まで治療していましたが、歴史的にも少数で一般の認識を一変させるまでは至っていません。
日本の鍼灸治療の後進性は、数年前アメリカNIH(national institute of health)の博士が招かれた時に、改めて明らかになりました。それはアメリカで現在必要とするのは「がん・ガン・癌」対策であって、肩こり対策ではないということでした。
がん治療が切除以外効果が確定していない現在、アメリカでは世界の治療を必死で探しています。ヨーロッパのハーブ、中国の鍼や漢方薬、アマゾンに何か薬になるような植物はないか、挙句はアメリカインディアンの伝統的な治療法まで調査研究したそうです。
さて世界的に見ても日本の鍼灸師は多いと思います。この中で生き残っていくためには、「とても痛い鍼であるが様々な難しい病気を治せる」ことを知っていただく必要がありました。
鍼灸雑誌に発表の機会がないため、このサイトは「高麗手指鍼治療の効果」を発表する場にもなっております。
カナダの生理学者ペンフィールドとラスムッセンが、およそ50年前に発表した「手のひらは脳と密接に関係している」研究のとおり、治療の場として大変効果を出せるところです。
その秘めた治療力と言えるものは、まだまだ奥深いものがあります。たの鍼灸技術や治療方法を組み合わせることで、大きな効果を引き出せる可能性もあります。
皆さんに「高麗手指鍼治療の効果」を知って貰うほかに、このサイトは私の治療法が進化していく、過程を皆さんにお見せする場所でもあります。
