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「土筆会」の楽しみ 土筆会には、同好の士の集まりに欠かせないものがそろっている。酒、温泉、そして気心の知れた仲間である。 酒は地元の酒匠と日本酒研究家の角南さんに任せておけばよい。おいしい酒を造っている蔵を探してくれる。これまで酒蔵訪問に七回参加した。年一回の勉強会だが、目で見ることによって日本酒製造の原理と行程を理解することができた。 酒蔵訪問はいつも雪の季節なので、蔵の中の空気は凛としている。一歩足を踏みいれると、厳粛な気分にさえなる。搾り口から流れ落ちる若い酒を利猪口ですくい、口にふくんで喉にころがす。この瞬間が参加メンバーにはたまらない。まろやかで淡い甘さが口いっぱいに広がる。そして、じわじわと全身に幸福感がみなぎってくる。これがあるから、酒蔵めぐりがやめられないのである。 お湯につかった後の宴席が、また楽しい。気が置けない仲間が、俗事を忘れて杯をくみ交わす。仕事も社会的立場も関係ない。にぎやかな会は、いつ果てるともなく続く。 永田醇二
土筆の吟醸酒 土筆の良いところは豊富な吟醸酒で呑み比べが楽しめるところだ。私のように吟醸しか呑まない者にとっては誠に有難い。東京の本社より時々おいしい吟醸酒を送ってくれと名指しされ、会社では吟醸博士で通っている。土筆はそんな私がお酒を一番楽しめるお気に入りの場所である。 大橋信義
本物の日本酒との出会い 私がアルコール類を嗜み始めたのは、故郷の高校を卒業して、あこがれの地、京都の大学へ入学した頃であったが、それがビールであれウイスキーであれ、はたまたワインや日本酒であっても、真剣にうまい酒を味わおうという感覚は全く持っていなかった。要するに質よりも量ばかりを追い求め、成人して社会人になっても、その傾向が長く続いた。 ところが三十代後半になって、仕事でたまたま新潟へ出張する機会があり、これもたまたま偶然に「土筆」と云う店に夕食がてら入ったのが本物の日本酒との出会いであり、本当にうまい酒をうまく味わおうと真剣になった初めての機会だと思う。 それから出張の折には度々土筆を訪ね、秀れた日本酒の味わいやその人間力に満ちあふれた製法について板垣主宰から教えを受け、それからと云うもの、以前とは酒への尺度や志向がまるで違ってきて、日本酒というものの奥深さに感動を覚える様になった次第である。 今後も新潟を中心とした地場の美酒と一生関わっていきたいと考えている。 川原 実
土筆さんに初めてお伺いしたのが、今から5〜6年位前になります。本社が新潟にある為、月に1〜2度出張がありその時に知り今に至っています。 私はたぶんアルコール好きなのでしょう。日本酒、洋酒、焼酎、ビール、すべてのお酒が大好きです。それぞれにおいしくいただいています。そんな私にある出会いがありました。土筆さんの「万代橋」です。土筆さんにはだいたい一人で伺うのですが、決まって「万代橋」しか飲みません。(最初にビールは飲みますが)このお酒との出会いは、私が持っていた日本酒という概念をすべて変えました。言葉では説明できませんが、私に一番合っているお酒なのかもしれません。「万代橋」を飲むとなぜかほっとするのは私だけなのでしょうか。 新井賢樹
「土筆」との出遭いから 板垣氏とは十年ちょっとのお付き合いになります。ホテルのフロントで紹介され、女一人それも夜の九時近くに初めて暖簾をくぐりました。いきなりuうちはご飯ありませんよvの声。ですから、なんて無愛想で生意気な男だろうというのが氏への第一印象でした。しかしながら、お酒も料理も美味しくいただきました。そして、ばかにされてはという気持ちも手伝ってか随分呑んだ記憶があります。もう二度と行くもんかが、以来、出張の度に寄せてもらっています。 土筆の魅力の一つは新潟のお酒です。新潟のお酒は飲み口の良さ、喉ごしの良さ、それに爽やかな感じがするところが気に入っています。 恒例の土筆会も楽しみの一つで、皆さんにお会いできること、杜氏さんや社長さんのお話、雪の新潟・・・心ひかれることが沢山あります。これからも年一度、できる限り参加させていただきます。 襟川政代 |