せみ

【2004/08/14 記】


セミの幼虫が殻を脱いで成虫になるところを観察してみた。
「ごめんなさい」。でも「ありがとう」。

虫好きの少年だった。
ので、セミの羽化の1度や2度ぐらい、見た記憶はある。

と思ったら、どうも思い出せない。
確かに、たまたま幼虫を捕まえてワクワクしていた、というところと、セミになったのを逃がしてやった、というところはよく覚えている。でも、肝心な脱衣シーンの記憶が、なぜか無い。
  • 寝ちゃってた。
  • 忘れちゃった。
まあ、こんなところか。

僕もとりあえずは大人になったので、夜更かしくらいは平気だ。
もし忘れちゃっても、カメラだって持っているので大丈夫だ。

というわけで、大人の行動力を持ちつつ、少年の気持ちになって、あの感動をもう一度。

ぬけがら
(写真はイメージです。)

【下見】
「近所の公園を散歩中に、すごい数のセミの抜け殻を見た」
という家族の目撃証言が、そもそもの始まり。

ここは都会の真ん中ではないけど、近郊のいわゆるベッドタウンだ。
別に特に野山に囲まれて自然がいっぱい、という土地柄ではない。
が、そういえば、なんかやたらとセミは多い気はする。

まあ、身近な公園にセミがいっぱい居るらしいので、羽化を見てみたくなったという次第。
(ネタとしてはベタだけどね。)

セミの穴
セミの穴。すごい数。

7月下旬。暑くて天気のいい日。
ちなみに、昨日も今日も(そして翌日も)よく晴れて暑い。

件の公園に行ってみた。
抜け殻よりも気になったのは、地面に空いていた穴。
直径1センチ強の穴が、ぼこぼことたくさん。

セミの幼虫は夜になると、地面から出てきて木に登り、そこで殻を脱いでセミになるらしい。
その、幼虫の出てきた穴が、たぶんこれ。

これだけあるなら、今晩も何匹か出てくるに違いない。
と期待しつつ、下見終了。

【幼虫を捕まえる】
夜8時ごろ。
懐中電灯を持って公園へ。

懐中電灯には、ハンディな蛍光灯も付いている。
どうでもいいけど、さらにラジオも聞けるし、サイレンも鳴る。
で、その蛍光灯で上からぼんやり照らしつつ、無数の穴の中を探してみる。

あ、なんか居る。

スタンバイ。
穴の中でスタンバイ。
スタンバイ。
穴の中でスタンバイ。

バルタン星人風の顔が見える。セミの幼虫だ!
やっぱり居た。ちょっと感動。

これから外に出ようと、スタンバイしている模様。
しばらく探すと、そういう穴が、3つほど見つかった。
けど、穴から引っ張り出すのも面倒なので、既に穴から出ている奴を探してみる。

そして、あっさり発見。
ひっくり返ってわらわら動いている。木から落ちたのか。

ひっくり返っている
ひっくり返っている。


ついに「幼虫ゲット!」
などと浮かれていたら、さらにもう1匹、そのへんでひっくり返っているのを発見。

そういえば、捕まえた後のことを何も考えていなかった。
どうやって持って帰ろう?
とりあえず、自転車の前カゴに入れておく。しばらくは大丈夫だろう。


この調子で結局、地上を歩いているのやら、ひっくり返っているのやら、
公園に着いてから20分くらいで、8匹を捕まえた。
まだまだ余裕でたくさん捕まえられそうだけど、もう収拾がつかないのでやめた。
こんなにたくさん居るとは思ってなかった。

自転車の前カゴ
自転車の前カゴ


ちなみに、セミの種類は「アブラゼミ」と「ミンミンゼミ」であると推測。
このあたりで見かけるのは、圧倒的にこの2種類だし、幼虫の大きさから言っても、このどちらかだろう。
なお、この中では、
  • 緑っぽいのがミンミンゼミ
  • そうでないのがアブラゼミ
というのが、ちょっと調べて分かった。


帰り道、幼虫が何度も脱走しそうになる。
慎重に自転車をこいで、家までたどり着いた。

長いので分けて書いています。

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