中くわがた

【2006/11/15 記】


オオクワガタ(大くわがた)という種類のくわがたがいて、
コクワガタ(小くわがた)という種類のくわがたもいる。けど、
チュウクワガタ(中くわがた)という種類のくわがたはいない。
じゃあ、

中くわがた=(大くわがた+小くわがた)÷2

・・・という感じでどうだろう。

【採寸】
まず、図鑑(※1)に載っているオオクワガタとコクワガタを、ものさしと一緒に撮影。
図鑑には「実物大」との記載があるので、最終的にこのサイズが測定できればよい。
ちなみに、図鑑には同じオオクワガタやコクワガタでも、さまざまな大きさの個体が記載されていたんだけど、せっかくなので、一番デカそうなやつをチョイス。

そして、両方に共通する特徴点を選定する。輪郭の角とか大あごの先っちょとか。
図中の赤い点がそう。
なお、左右対称なので(面倒くさいので)、点の選定は右半分だけにした。
(左半分は右半分のコピー。)

ひたすら画像上の座標をちまちまと記録・・・

コクワガタ原画
コクワガタ原画
オオクワガタ原画
オオクワガタ原画

最後に、画像上の座標を、実物と同じ座標に変換(単位:mm)。
一緒に撮影したものさしはここで役に立つ。
なお、原点として、羽と胸の間の首っぽい部分の真ん中あたり(青い線の交差するところ)を設定した。

そして、「両方に共通する特徴点」の座標を、足して2で割ったものを、中くわがたの座標とする・・・


【採寸結果】
で、これが採寸の結果。

コクワガタ
コクワガタ
オオクワガタ
オオクワガタ


【中くわがた】
で、これが(大くわがた+小くわがた)÷2の結果

チュウクワガタ
チュウクワガタ

・・・おおお。
この世には存在しない未知のくわがた出現!
のはずなんだけど、なんか割と普通。
苦労の割には微妙な感動だ。

【着色】
本物っぽい雰囲気を出すために、色をつけてみた。

チュウクワガタ
チュウクワガタ

むむむ。
ベタ塗りだけだと、ぜんぜん本物っぽくないなぁ。まあいいか。
一応、目的達成。

【もっと微妙な割合で混ぜる】
ところで、
  • 中くわがた=(大くわがた+小くわがた)÷2
というのは、
  • 大くわがたの座標を(X,Y)、
  • 中くわがたの座標を(X,Y)、
  • 小くわがたの座標を(X,Y)、
としたときに、
  • X=rX+(1-r)X
  • Y=rY+(1-r)Y
の、
  • r=0.5
であったことに他ならない。つまり、

rを微妙に設定してやれば、もっと微妙な混ぜ具合のくわがたが作れるはず!

ちなみに、r=1のときは大くわがた、r=0のときは小くわがたになる。
まとめると、
  • r=1.0:大くわがた
  • r=0.5:中くわがた
  • r=0.0:小くわがた
また、
  • r>1のとき「特大くわがた」
  • r<0のとき「微小くわがた」
みたいなこともできるはずである。

というわけで、いろいろ混ぜ具合をいじって遊んでみて。


【おわりに】
ちなみに、「ヒメオオクワガタ」とかいう種類のくわがたもいるんだけど、
ここに登場させると話が面倒くさくなるのであえて無視。
(そして「チビクワガタ」も「マメクワガタ」も無視。)

【参考文献】
※1:カラー図鑑 クワガタムシ・カブトムシ;成美堂出版,1996,pp32-33.

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