| 1998年 10月6日 |
トイレをすまして血圧・脈拍を測定。手術室(分娩室)へ。 足を固定され口に麻酔用のマスクをつけられる。 消毒後、子宮口を開け始める。やっぱり痛い。 「息を吸ってー、吐いてー」と声をかけられるが痛くて上手く出来ない。 「痛い!」と叫んであばれてしまう。看護婦さんに押さえつけられる。麻酔は効かない。 新生児室から私の声に驚いた赤ちゃん達の泣き声が聞こえる。 「はい、終わりです。」と言われた時には汗ぐっしょりになっていた。 病室で眠っていると部屋の外で産婦への授乳講習が始まった。 出血が多くナプキンを替えたかったが、そこに出て行くのがいやで講習が終わるまで待った。 3時頃。診察室に呼ばれる。 【医師の所見】 「子宮の内容物に気になるものが見える。胞状奇胎かも知れないので検査に出します。」 見せて頂くとタピオカのような粒々が確認できた。聞いたことのない病名。不安になる。 抗生物質・子宮収縮薬・胃薬処方。一週間の自宅安静。 |
| 10月12日 |
「胞状奇胎」と判明。翌日二度目の掻爬手術を受けることになった。 |
| 10月13日 | 麻酔が効くように思いっきり吸い込むが、効かない。またあの痛み。 看護婦さんが手を握ってくれるが振り払ってしまう。 術後眠っているとまた外で授乳講習が始まる。耳を両手でふさいだ。 3時ごろ診察に呼ばれる。 【医師の所見】 「今後、再発や癌への移行の考えられる病気なので、 新しい設備の整った大きな病院で見てもらうほうが良い。」 抗生物質・子宮収縮薬・胃薬処方。大学病院への紹介状発行。 |
| 10月30日 |
【医師の所見】 「再発していないか定期的に検査を行う。 管理期間は少なくても1年。まあ2年間は避妊することになる。 子宮内に血が残っているようなので子宮収縮薬を引き続き服用。」 HCG値検査のため採尿・採血。結果は次回。 |
| 10月30日 |
【医師の所見】 「検査の結果HCG値は問題無し。 しかし、子宮内に影のようなものが確認される。念のためもう一度掻爬を行う」 検査結果には一安心。 |
| 11月5日 |
子宮口を広げるために子宮口にラミオリを挿入。 痛いけど手術の痛みに比べると楽勝。 妊婦の部屋と病人の部屋が別々なので少し気が楽。 |
| 11月6日 |
静脈麻酔。痛みを感じる前に麻酔が効いた。 目が覚めるとベッドの中で点滴を打たれていた。少し気持ち悪い。 点滴が終わり、3時頃ダンナが迎えに来た。 帰りの車の中で「かおりばかり痛い思いをさせてごめんね」とダンナが言った。 私は、しゃくりあげて泣いた。 4回同じ手術をしても体の痛みと心の痛みは慣れるものではないんだな。 |