シンクロナイズドスイミング 松下哲哉
1954年よりわが国に入ってきたシンクロナイズドスイミングは歴史はまだ浅い。ダンスなのか水泳なのか興味の無い人にとっては、訳のわからない競技である。しかしシンクロの選手に泳がせたら競泳の選手顔負けの泳力を見せてくれる。つまりシンクロの選手はダンスと水泳の達人と言えるのではないだろうか。トレーニングは人によって違うが、陸上で20分〜30分くらい柔軟を行ってからニ、三キロは泳ぐのではないだろうか。それもダラダラ泳ぐのではなくピシっと。クロール、平泳ぎ、横泳ぎ、立ち泳ぎ、背泳ぎ、潜水、これらを組み合わせて音楽に合わせて泳いだりもする。またスカーリングと言って腕と手をクネクネと動かす事によって、自分の体を浮かせたり沈めたり回転させたりする事が出来る。このスカーリングがうまく出来ないといわゆる「フィギュア」がうまくならないのである。フィギュア自体は地味でありTVで放映される事もほとんど無い。何もわからない人が見たら飽きてしまうかもしれない。しかしこれはシンクロの基本である。我々がよく目にする音楽に合わせて華麗に泳いでいるのはルーティーンと言い、実はよく見るといろんな泳法やフィギュアが組み合わさった物なのである。しかし一般の人が見るときにはそんな事を考えて見ている人は殆どいないであろう。私なんかも「あー綺麗だった」で終わってしまう。あれを採点する人はすごい人であると思う。ルーティーンはソロ、デュエット、チームとありそれぞれ演技時間も違うのだが私はデュエットが一番好きだ。二人の息が合っているか合っていないか良くわかるからだ。本当は、人からおかしいと言われるかもしれないけれどフィギュアが一番好きなのだけれど。 さて、話は変わるがシンクロ選手はメチャクチャ食べるという事をご存知だろうか?人の倍は食べるのではないだろうか。そのくらい食べないと体調が維持できないのである。太る心配は無いのか?ほとんど無い。それだけ運動してるという事である。またシンクロ選手はあまり痩せていても色々困るのである。適度な脂肪と強靭な筋肉があってあのすばらしい演技が出来るのである。また、心肺機能も人並みはずれた物がある。これについては私の研究テーマであり別途HPで紹介している。